これまでイラストやデザインをメインに企画やコーディネイトをする仕事をしていましたが、この数年はそこから幅を広げ、自分が気になること、気に入っていることなども企画内容に取り入れています。
クライアントさんありきのお仕事なのであまり具体的には書けませんが、
例えば「三越カルチャーサロン」の講座。年間15、16本の企画を立てています。連続の企画もあれば、切り口を変えた新たな講座も提案しています。
もちろん実現しない企画もありますので、常に企画のネタを探しているようなイメージです。
アイディアは、どこからやってくるのでしょう?私の場合は、人々との何気ない会話だったり、ラジオから聞いたトピックだったり、オンライン上の検索ワードだったり、人との繋がりで広がったり。。
アイディアの種が生まれれば、それをさらに探って内容を膨らませます。私の頭の中で提案の方向がまとまったら、当事者への打診をして裏付けも行います。
考える途中で、これは難しいかな、と諦めることもあるし、また諦めたことが、その後話題になっていたりすると、しまった!と思ったり。提案が無事通った後も、告知や集客に力を入れてなんとか人気講座になるように動きます。
こう書くととても大変なことのようにも感じますが、根本的に、私のスタンスは「好きなことしかやらない」と決めているので、自分の企画・コーディネイトした講座の話をすることは、自分の好きなことの話をするのと同じなので、日常会話としていつの間にかしていることが多いです。
この「好きなことしかやらない」というのは、私のフリーでの仕事をするにあたり一番大事にしていることです。
誰に雇われているのでもなく、自分の責任で仕事をしているわけで、その中でストレスになったり、無理をしたりすることは絶対にしたくありません。もちろん小さな「あーどうしよ」という悩みが生じることもゼロではありませんが、その振り幅はとても小さいものだと思います。とはいえ好きなことばかり依頼されるわけではないので、あとはその依頼をどう自分の好きなことに寄せていくかということも大事です。そうすることで自分の発想力も鍛えられるし、出来上がりへの満足感も変わると思います。
新たなアイディアも、こういうのがあったらいいなぁ、とかこの人とお仕事したいな、と考えて見つけるわけですが、その一番の物差しが「自分が好きなこと」なのです。
もしも今自分が好きなことをやり尽くしてしまったら、新たな好きなことを見つけることも大事になります。そのために常に何かを「見つける」という視線でいるのだと思います。
そうやって好きなことや、興味を持っていることを広げて、いつまでも好奇心を持ち続けていきたいです。アイディアの探究心は年齢には関係ないと思っています。
自分の好きなこと、興味のあることが常にある、それこそが私のアイディアの源だと思います。